ソーシャルアクションラボ

2022.11.13

WORK DESIGN AWARD:「二刀流教員」の新渡戸学園がグランプリ 是枝監督も受賞

「WORK DESIGN AWARD」の授賞式に参加した伊藤淳史さん、是枝裕和監督、木梨憲武さん(左から)

「働き方」や「働きやすさ」について考えるきっかけづくりを目的に、働き方をアップデートした取り組みを表彰する「WORK DESIGN AWARD」の授賞式が 11 月 10 日、東京都内で開かれ、グランプリに教員の副業を進める「二刀流教員」などに取り組む新渡戸学園が選ばれた。また、「パーソン部門」で、映画界の労働環境改善を目指し「日本版 CNC 設立を求める会」を立ち上げた是枝裕和監督が受賞、「ハラスメントの被害者を救済する一方で、変えようという仲間と連帯して、声を大きくして、進めていきたい」と話した。

 同アワードは、クラウド人事労務ソフトの「SmartHR」が、これからの「働き方」や「働きやすさ」について考えるきっかけづくりを目的に実施しているもので、今年で2回目。キャリア部門のほか、今年から新設された働き方に前向きな影響を与えた作品に与える「コンテンツ部門」とアワードの趣旨を体現した個人を表彰する「パーソン部門」など7部門を設置。約100件の応募から、該当なしだった「エンプロイ-ベネフィット部門」を除く6団体・個人が受賞した。

「WORK DESIGN AWARD」の受賞者(前列)

 グランプリの新渡戸学園は、教員志望者が減少する中、教員をあこがれの職業にするため、副業を認めた「二刀流教員」を導入、学外の社会人の教育参画などを進めてきた。

新渡戸学園の平岩国秦理事長は「教員が足りなくなる時代に、いろいろな人がいる職員室ができれば、ワクワクする学校ができると思う」と語った。

「WORK DESIGN AWARD」の授賞式に参加した伊藤淳史さん(左)と木梨憲武さん

 スペシャルプレゼンターとして出席した木梨憲武さんと伊藤淳史さんが「仕事観」をテーマにトークも行い、木梨さんは「楽しいことばかりで、毎日時間が足りない。こういう年代になって、やる意味とかやる役割とか変わってきているが、音楽やアートの取り組みなど、チームでどんどんやっていきたい」と語った。伊藤さんは「ドラマや映画は1分を取るのに何時間もかけているが、スタッフはなかなかハードで、苦しい思いをされることもある。そうした人たちが守られていることを約束してもらえれば、モチベーションとなって、いい作品を作れて、日本映画界の未来につながっていく」と映画界の働き方について話した。