ソーシャルアクションラボ

2022.12.02

「LGBTQ生産性ない」発言 杉田水脈氏が撤回、謝罪

 杉田水脈(みお)総務政務官は2日の参院予算委員会で、自身が過去にLGBTQなどの性的少数者を「生産性がない」と表現したことなどについて「傷つかれた方々に謝罪し、そうした表現を取り消す」と述べた。差別的表現だと指摘された他の表現についても、撤回するか精査する意向を示した。岸田文雄首相は杉田氏の更迭要求に応じなかった。

 杉田氏は2018年、月刊誌「新潮45」への寄稿で、LGBTQなどの性的少数者について「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり生産性がない」と記した。16年には、国連女性差別撤廃委員会に出席した際「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」などと自身のブログに投稿した。杉田氏はこの二つの文章について、謝罪して撤回した。

 これに先立ち、松本剛明総務相は謝罪、撤回するよう杉田氏に指示していた。松本氏は2日の記者会見で、指示した理由について「内閣の方針に鑑み、傷つかれた方々に謝罪し、表現を取り消すように言った。国会で杉田氏の表現について議論が長引いており、本人は重く受け止めて反省していることから指示した」と説明した。

 参院予算委では、社民党の福島瑞穂氏が杉田氏の更迭を求めたが、岸田首相は「職責を果たすだけの能力を持った人物と判断した。政府の方針に従って、その立場で職責を果たしてもらいたいと思っている」と拒否した。

 杉田氏はまた、14年の衆院内閣委員会で「日本に女性差別というものは存在しない」と発言。これについて「命に関わるひどい女性差別は存在しないという趣旨だ」と釈明した11月30日の参院予算委での答弁についても「私自身の表現が拙かったことを重く受け止め、反省している。今後はこうしたことがないように誠心誠意努めたい」と謝罪した。【小田中大、日下部元美】

関連記事