ソーシャルアクションラボ

2022.12.17

海洋プラごみ、大学生がよみがえらせ 指輪やイヤリングを制作

 神田外語大(千葉市美浜区)の学生が、大学近くの海岸に流れ着いた海洋プラスチックごみから手作りアクセサリーを制作した。海洋プラスチックの問題を少しでも多くの人に知ってもらいたいと考え、海岸の清掃活動で拾い集めたプラスチックごみを、キラキラ光る指輪やイヤリングなどとしてよみがえらせた。【長沼辰哉】

 制作したのは、同大外国語学部国際コミュニケーション学科の豊田聡准教授のゼミで学ぶ4年生の中島悠里さん(22)、今井遥香さん(22)、森せいらさん(22)の3人だ。

 新型コロナウイルスの影響で学生生活が制約を受ける中、ゼミ生は大学近くの「幕張の浜」で清掃活動を続けてきた。その中で、微小な海洋プラスチックごみが世界的な問題になっていることを実感。持続可能な社会に向けた課題解決につなげたいと、アクセサリー作りが趣味の中島さんの発案で5月から制作を進めてきた。

 拾ったプラスチックをよく洗って砂を落とし、熱を与えて色味を出す。破片の色や形に合わせて一つ一つデザインを考え、透明樹脂のレジン液で固めた。ゼミ内や、インスタグラムを使って販売すると「ごみがこんなに可愛いものになるなんて」と声が寄せられた。

 10日には、千葉市美浜区の幕張メッセで開催されたハンドメード作品を展示、販売するイベント「マクハリハンドメイドフェスタ2022」に出店。プラスチックの破片を装飾に使った指輪やイヤリングなど約200個を、税込み800~1800円で販売した。色とりどりの破片がちりばめられているものや、半貴石のように輝くものもあり、来場者はのぞき込むように見入っていた。

 今井さんは「企画から販売まで3人を中心にやり抜いた。大変だったが、心は洗われた」と活動を振り返った。中島さんは「アクセサリーで海洋プラスチックに気付いて、会話が生まれてほしい」と話した。

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