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2022.12.27

市庁舎の脱炭素技術 ASEAN担当者にオンライン説明 福岡・久留米

 温室効果ガス排出量の削減に向けて、改修時に省エネ設備や太陽光発電などを導入した福岡県久留米市の環境部庁舎のオンライン見学会があった。東南アジア諸国連合(ASEAN)のエネルギー政策担当者らが対象で、市職員らが電気やガスなど建物のエネルギー消費量を実質ゼロにする脱炭素技術を紹介した。

 1990年建設の環境部庁舎(鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積2089平方メートル)。空調設備の老朽化で改修が必要になり、国の補助も受けて建物のエネルギー消費量を実質ゼロにするZEB(ゼブ)化を実現する設備や技術を2021年に導入した。

 見学会は21日にあり、ASEANに向け日本の省エネ技術情報などを提供する国際ワークショップ「ECAP29」(経済産業省主催)の中で紹介された。

 市職員が、ZEB化はチームで検討し、地域の事業者が施工できる一般的な技術の組み合わせで実現したと説明。また、実際に建物内外からスマートフォンで中継し、断熱性の高い窓ガラスやLED照明、太陽光発電、冷気や暖気を逃さない空調設備など、導入した設備や技術を紹介した。

 最後に市職員は「アジア地域から世界に先駆けた温暖化対策を進めよう。積極的に情報を提供したい」とメッセージを送った。【高芝菜穂子】

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