性的少数者と政府の面会「できるだけ速やかに」　官房長官が表明

　松野博一官房長官は6日の記者会見で、LGBTQなど性的少数者から話を聞く場をできるだけ速やかに設ける考えを明らかにした。政府から誰が出席し、どのような形で面会するかは「今後検討する」と述べるにとどめた。

　LGBTQなど性的少数者や同性婚のあり方を巡り、荒井勝喜首相秘書官（4日に辞任）が差別発言をしたとして、岸田政権の姿勢に国内外から批判が集中している。松野氏は「同性婚制度の導入については、我が国の家族のあり方の根幹に関わる問題であり、極めて慎重な検討を要する」との従来の見解を改めて示しつつ、「そのため社会各層のさまざまな意見を受け止めることが大切であり、その一環として当事者からお話を聞くことは重要だ」と語った。【村尾哲】