立憲・泉氏、自民を「国内でも2、3周遅れ」　LGBT差別問題巡り

　立憲民主党の泉健太代表は10日の記者会見で、性的少数者への理解増進を目的とする議員立法「LGBT理解増進法案」が自民党内で了承されていないことを指摘し「世界からも遅れているし、国内でも2、3周遅れの人権意識だ」と批判した。

　泉氏は「理念として差別は許されないということは自民党にのんでもらいたい」と要求。立憲としては、理解増進法だけでなく、差別解消法制定や同性婚の法制化などを目指す姿勢を改めて強調した。

　会見に先立ち、泉氏は党本部でLGBTなど性的少数者の支援団体関係者らと面会し、同性婚や差別解消などに向けた法整備に関する要請書を受け取った。【安部志帆子】