ソーシャルアクションラボ

2023.03.24

東京ディズニー キャストの服装・身だしなみをユニセックスに

 千葉県浦安市の「東京ディズニーリゾート」を運営するオリエンタルランドが4月から、「キャスト」と呼ばれる従業員の服装や身だしなみについて、男女間の垣根の撤廃に乗り出す。一部のアトラクションやエリアで、性別に関係なく制服を選べるようにする他、髪形や化粧などに関するルールも統一する。

 性的少数者を含めた個人のジェンダーや嗜好(しこう)を尊重する機運が高まる中、従業員が快適に働ける環境を整える狙いがある。性別によって服装を分けなくてもアトラクションなどのテーマ性を維持できるものについては、性別ごとの制服の指定をなくす「ユニセックス運用」を段階的に拡大するという。

 例えば、東京ディズニーランドのレストラン「クイーン・オブ・ハートのバンケットホール」の制服は、男性は王冠柄のベストに黄色のシャツ、女性はハート柄のベストに赤色のシャツとされていたが、4月以降は各キャストが自由に組み合わせることができるようにする。男性はパンツにベスト、女性はロングスカートとされてきた人気アトラクション「ホーンテッドマンション」の制服も自由選択とする。【石塚孝志】

関連記事