ソーシャルアクションラボ

2023.03.30

同性愛で迫害のウガンダ女性 入管「可及的速やかな難民認定に努力」

 帰国すれば同性愛を理由に迫害の恐れがあるとして、アフリカ東部のウガンダから日本に逃れた30代女性が国に難民認定を求めた訴訟で、女性を難民と認めた大阪地裁判決が確定した。

 判決の確定を受け、女性や支援者らは30日、迅速な難民認定を求める要望書と署名を大阪出入国在留管理局に提出した。同行した代理人の川崎真陽(まや)弁護士(大阪弁護士会)によると、対応した担当者は「可及的速やかに認定を出せるように努力したい」と回答したという。

 女性は2020年2月、ブローカーから入手したパスポートで来日したが、大阪出入国在留管理局に収容された。難民申請したが不認定とされ、国外への強制退去処分も出た。現在は収容が一時的に免除される仮放免中で、関西地方で暮らしている。【山本康介、久保玲】

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