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2023.05.02

京都・宇治「八十八夜」の茶摘み 宣伝役もジェンダーフリーに

 立春から88日目の「八十八夜」にあたる2日、全国有数の茶の産地・京都府宇治市で新茶の茶摘み行事があった。大型連休中ということもあって多くの家族連れらが参加し、爽やかな青空の下で茶摘み体験を楽しんだ。

 従来は「宇治茶レディ」として公募した女性のみが茶摘みを披露してきた。今回は初めて性別不問で「宇治茶宣伝隊」として募集し、男性2人と女性4人の計6人が選ばれた。

 女性は、伝統のかすりの着物にあかねだすきと姉さんかぶり姿。男性の双子の藤林ゴウさん(24)とシュウさん(24)は緑色の作務衣(さむえ)に紺の前掛け姿で、それぞれ新茶を手摘みした。

 京都府茶業会議所の堀井長太郎会頭は「肥料や燃料の高騰が厳しいが、生産者は安全で高品質の茶をお届けしている。多くの方に新茶を味わってほしい」と話した。【鈴木健太郎】

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