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2023.06.03

記録的大雨、JR西は特急など41本運休 「列車ホテル」開設

 記録的な大雨から一夜明けた3日、近畿を中心に鉄道のダイヤの乱れが続いた。JR西日本によると、京都・大阪と和歌山方面をつなぐ特急「くろしお」や北陸方面をつなぐ「サンダーバード」など計41本が運休になった。

 JR西は設備の安全確認のため、和歌山エリアを中心に在来線の一部で始発から計画運休を実施。紀勢線と和歌山線の一部区間は終日運休になった。和歌山線高野口駅構内で線路脇の盛り土が崩れたため、同線の橋本―粉河間で、4日から1週間ほど運転を取りやめるという。

 また、2日夜から3日にかけて、列車の運休で帰宅できなくなった乗客が休憩できるように、新幹線や特急列車が「列車ホテル」として開放された。JR東海によると、東京、名古屋、新大阪駅で約5350人が利用した。JR西でも和歌山県湯浅町の紀勢線湯浅駅で特急くろしおが開放され、約30人が利用した。

 JR東海によると、2日から東京―名古屋間で運転を見合わせていた東海道新幹線は3日正午に運転を再開した。【川地隆史】

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