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2023.06.28

「和歌山のウユニ塩湖」天神崎にライブカメラ 海の鏡に映える空

 南米ボリビアの「ウユニ塩湖」のように、海面が鏡のようになって空を映し出す和歌山県田辺市の絶景スポット、天神崎の美しい景観を楽しんでもらおうと、同市の公益財団法人「天神崎の自然を大切にする会」がライブカメラを設置し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で映像を公開している。

 天神崎は田辺湾北端に突き出た岬で、緑豊かな丘陵と干潮時に姿を現す岩礁がある。良好な自然環境を守るため、寄付を募って土地を取得するナショナル・トラスト運動の国内草分けの地として知られ、1976年以降に同会や市などが取得した保全地は目標のほぼ半分の約8・9ヘクタールになる。一方で、会の運営に当てる会費を納める会員はピーク時の2000人超から今月で約650人に減少し、年間1億円を超えたこともある寄付も近年は500万円前後にとどまっている。

 ライブカメラの設置は、こうして守ってきた天神崎の自然景観をより多くの人に発信して環境保全や会への関心を高める他、防災や海難事故の防止などにも役立ててもらう狙いがある。360度カメラを設置し、干潮時は陸続きになる島「丸山」や田辺湾など周囲の光景を映し、映像から近くの駐車場の混雑具合も分かる。設置費は約100万円。会のホームページからユーチューブのチャンネルにアクセスできる。会の土永知子代表理事は「遠方の人も気軽に楽しんでもらい、興味を持ったら足を運んでほしい」と話している。

天神崎の生物や植物、風景写真や絵を募集

 田辺市の公益財団法人「天神崎の自然を大切にする会」は2024年2月の創立50周年に合わせて記念写真集の作製を計画しており、掲載する写真や絵を募集している。締め切りは12月31日。

 会は天神崎の別荘開発計画を機に1974年2月に設立され、ナショナルトラスト運動に取り組んできた。

 募集するのは、天神崎で撮った生物や植物、風景の写真や絵。選考の上、採用された人には記念写真集が贈られる。メール(tenjinzaki.info@gmail.com)かインスタグラム、郵送で応募する。メールの場合は、件名を「天神崎フォト応募」にし、本文に氏名かハンドルネームを記入のうえ、画像を添付して送信。インスタグラムは「#天神崎で撮りました」のハッシュタグ(検索目印)を付けて投稿する。郵送は住所、氏名を書き、〒646―0050 田辺市天神崎5の17、同会事務局(0739・25・5353)へ。【竹内之浩】

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