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2023.07.06

戻る街並み、進む防災 一方で人口流出も 西日本豪雨5年

 西日本豪雨の発生から5年が経過した。大河川の氾濫や土砂崩れによって大きく傷ついた広島、岡山、愛媛の町は復旧工事がほぼ完了し、元の姿を取り戻しつつある。ただ、損壊の激しかった家屋は解体・撤去され、空き地も目立つようになった。被災地では人口流出が続いている。

 1級河川の小田川の堤防が決壊し、濁流が覆い尽くした岡山県倉敷市の真備町地区。堤防は応急工事の後に強化され、氾濫を防ぐため別の川との合流地点をずらす改修工事も進んでいる。ただ、地区の人口は2000人以上も減少した。

 広島県熊野町の土砂崩れ現場には、新たな砂防ダムが造られた。鋼鉄の格子を備え、大規模な土石流を柔軟に受け止める。特産のミカン畑も土砂崩れの被害にあった愛媛県宇和島市では、新たに土留めを築き、苗木から果樹園を再生する取り組みが進められている。【安徳祐、鶴見泰寿】

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