2023.07.10
突風被害100件超す、学校や病院も 静岡・掛川、菊川で4日発生
静岡県西部で発生した突風で掛川市と菊川市の被害は10日までに100件を超えた。久保田崇・掛川市長は10日の定例記者会見で「局所的に被害を受けた。突風は事前に予測できず、市民もびっくりしたと思う。早期に復旧できるように取り組む」と語った。
今月4日に発生した突風で、掛川市の負傷者は1人増えて計4人になった。いずれも軽傷。けがの4人を含む市内の被害は66件になった。内訳は民家の屋根瓦が飛ぶなど建物が27件、道路や橋で10件。小学校運動場の倒木など公共施設は13件、ゴルフ練習場の支柱倒壊などその他の被害が12件確認された。
菊川市の44件の被害の内訳は、民家や農業用ハウスなどの建物が33件。市立総合病院など公共施設4件、歩道の破損やクレーンの横倒しなどその他7件だった。
掛川市と菊川市は、ふるさと納税専門サイト「ふるさとチョイス災害支援」を利用して12月31日まで、災害復旧に活用する寄付金を募っている。寄付は2000円以上から。災害復旧支援のため、返礼品はない。【山田英之】
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