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2023.07.11

九州北部大雨 17年豪雨の被災地も被害…床上浸水や道路陥落

 九州北部を襲った記録的大雨で、2017年の九州北部豪雨の被災地、福岡県朝倉市と同県東峰村では人的被害はなかったものの住宅や道路などが被害を受け、生活に影響が出ている。

 東峰村の11日正午現在の調べでは、住家の全壊と一部破損各1件、床上・床下浸水9件▽道路の損壊3件、埋没11件、冠水6件▽崖崩れなど土砂災害7件――など。

 道路では、朝倉市とのアクセス道路の県道52号、宝珠山地区と小石原地区を結ぶ国道211号の重要路線が通行止め。このため、両地区を行き来するのに大分県日田市夜明と朝倉市―嘉麻市間の八丁トンネルを経由しなくてはならず「普段は約15分のところが2時間ほどもかかる」(村総務企画課)という。

 また、8月28日に開業予定のJR日田彦山線バス高速輸送システム(BRT)専用道の一部が崩落した。

 朝倉市の11日午前9時現在のまとめでは、住家の床上・床下浸水12件▽道路被害32件▽河川被害7件▽土砂災害9件――などとなっている。【桑原省爾】

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