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2023.07.12

アイスランド首都近郊で火山噴火 負傷者なし、周辺に有毒ガス

 アイスランドの首都レイキャビク近郊で10日、火山が噴火した。負傷者などの人的被害は確認されていないが、噴火場所は溶岩流と有毒ガスによる大気汚染が深刻で、気象当局は周辺地域に立ち寄らないよう住民に呼びかけている。

 AP通信などによると、噴火したのはレイキャビクから南西約30キロの火山。11日には火勢がやや弱まり、航空便の発着にも影響は出ていないという。

 アイスランドは世界有数の火山国。2010年4月の噴火の際は火山灰が欧州上空に広範囲に拡散し、数週間で10万便以上が欠航した。21年にも同国南西部の火山が噴火している。【ロンドン篠田航一】

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