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2023.07.14

栃木・小山などで屋根飛ぶ突風被害、ダウンバーストか 気象台調査

 栃木県小山市や野木町で10日夕に発生した突風について、宇都宮地方気象台は12日、積乱雲から強い下降気流が吹き下ろす「ダウンバースト」が発生したとする調査結果を発表した。風速は約50メートルと推定される。

 同気象台の職員が11日、野木町で現地調査を行った。小山市については市から聞き取った。小山市乙女から野木町中谷にかけて住宅の屋根の飛散などの被害を確認。痕跡が帯状でなく面的だったことなどからダウンバーストと推定した。突風は1~10分程度で、強雨またはひょうを伴っていたとの証言があった。

 県危機管理課と消防防災課の13日午後4時までの集計によると、野木町では住宅27棟が屋根などを損傷。住宅以外では町役場の連絡通路が破損し、町立友沼小の塀が倒壊するなど11棟が損壊した。小山市では住宅9棟で雨どいが破損するなどし、住宅以外ではカーポートに穴が開くなどの損傷も20件あった。【面川美栄】

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