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2023.07.27

秋田大雨で被災の「道の駅五城目」、10日ぶりに営業再開

 大雨の影響で15日から営業を停止していた秋田県五城目町の「道の駅五城目」が25日、10日ぶりに営業を再開し、被災した枝豆などの野菜を町民らが買い求めた。町では23日に断水が解消したが、多くの町民が家の清掃や片付けに追われている。

 「傷がついてしまい、見た目はよくないのですが、訳あり品として販売することとしました。味自体に問題はなく美味しくいただけます」。店頭にはこう書かれた枝豆の袋が並んだ。他にもミョウガやキュウリ、ナスなどが売られ、客が次々に手に取っていた。

 「去年の大雨の時は1日営業をあきらめただけだったが、今年は断水が響き、再開に時間がかかった」。運営部門責任者の伊藤久人さんはこう話す。水は出るようになったが泥を洗う際などに大量に必要で、まだ飲用もできない。「去年も今年も起きたので今後も水害は起こり得る。教訓を生かし備えるしかない。イベントを開いて少しずつ軌道に乗せたい」と前向きだった。

 町は一時ほぼ全域の約3500世帯で断水した。社会福祉協議会でボランティアを募集している。【工藤哲】

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