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2023.07.30

福岡県、大雨の被害総額は491億円 さらに膨らむ見通し

 福岡県は28日、九州北部で7月にあった記録的大雨による県内の被害総額(25日現在)が491億円に上ったと発表した。このうち農林水産関係は127億円で、2021年の大雨での被害額99億円を上回った。調査は続いており、被害額はさらに膨らむ見通し。

 県によると、農業関係の被害は74億2000万円に上り、久留米市や朝倉市を中心に果樹などの農作物は1531ヘクタールが被災した。温室などの栽培施設や機械の被害は11億円、のり面の崩壊など農地・農業用施設の被害は30億9000万円だった。この他、道路施設が136億円、河川施設が126億円など。

 服部誠太郎知事は、臨時の記者会見で「被災地の皆さんが一日も早く平穏な生活に戻れるよう、災害復旧事業に迅速に取り組む」と述べた。【竹林静】

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