2023.07.31
三井ホーム、木造建築推進で脱炭素に貢献
三井ホーム(東京都新宿区)は28日、使用木材の国産化や中大規模建築物の木造化を推進し、SDGsに貢献するプロジェクト「MOCX GREEN PROJECT(モクスグリーンプロジェクト)」を始めた。
同社では、木造建築が森林と同じように炭素を建物内に長期固定することが可能であるため、木造建築を増やすことで大気中の炭素を固定することが社会貢献になるとして、プロジェクトをスタートした。
プロジェクトでは、2023年4月以降の新たな木造建築による累計炭素固定量を算出し、特設ウェブサイトで随時発信する。同社によると、2023年3月末時点で、創業以来手掛けた木造建築での炭素固定量が約383万トンに達したと推定。東京ドームの延べ面積約2162個分の森林が固定する炭素量に相当するという。
また、国産材を積極的に活用するため、北海道と建築物木材利用推進協定を締結するなど全国各地から木材を調達。マンションや特別養護老人ホームなど中大規模建築物を中心に木造化を推進し、大幅なCO2削減を進めていく。
MOCX GREEN PROJECT