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2023.08.16

台風7号、Uターンラッシュ直撃 大雨で高速道路の通行止めも

 台風7号が通過したことに伴う大雨の影響で16日、東海道新幹線や山陽新幹線で午後まで運転見合わせが続いたほか、高速道路の一部も通行止めとなった。お盆休みのUターンラッシュと重なったこともあり、東京や名古屋、新大阪、博多など各地の主要駅は足止めされた人たちで混雑した。

 JR東海やJR西日本によると、静岡県富士市内に設置された雨量計が規制値に達し、16日午前8時半ごろに三島―静岡間で運転を見合わせた。その後、運転見合わせ区間は一時、東海道・山陽新幹線の東京―博多間の上下線全線に広がった。新大阪―博多間は午後0時半ごろ、東京―新大阪間は午後2時10分ごろ、それぞれ運転を再開した。

 ただ、東海道新幹線と山陽新幹線の直通運転は終日取りやめた。JR東海によると、東海道新幹線の遅れによる影響人員は約30万5000人(16日午後10時現在)に上る。

 東海道新幹線は17日の始発からおおむね通常通りの運転を見込んでいるが、車両運用の都合などで遅れや運休が発生する可能性もあるとしている。

 台風7号接近のため、東海道・山陽新幹線は15日に計画運休を実施。終日にわたって名古屋―岡山間の運転を取りやめていた。

 一方、高速道路は16日午後10時半現在、東名・沼津インターチェンジ(IC)―清水ジャンクション(JCT)間の上下線で雨により通行止めとなっている。【千脇康平、南茂芽育】

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