2023.08.18
山道を歩く年長児が描いた絵画展 8/26-27@国立~ころろ子ども探検隊
東京の国分寺・国立エリアで40年間活動を続けてきた遠足幼稚園「ころろ子ども探検隊」。子どもたちは毎月、近隣の山に登ります。コンクリートで整備されていない<やまみち>を歩くことで
「次はどこに足を置いたらいいかな」
「雨が降ってねちょねちょして歩きにくいな」
など少しの緊張を生み、よく見たり、耳をすませたり、考えたり、ができるようになる――。だから、あえて「山」を教材にしているそうです。そんな活動の一端を紹介するイベントがこの夏、JR国立駅近くで開かれます。
8月26日(土)・27日(日)10~18時
「絵画写真展・トークイベント」
@旧国立駅舎 東京都国立市東1の1の69/国立駅南口徒歩1分
年長の子どもたちが、八ヶ岳登山翌日に描いた絵が展示されます。
27日には、トークイベントも開きます。ころろの先生が、「毎日遠足」「インクルーシブ保育」をひもときながら、「ころろ子ども探検隊」が実践してきた保育の魅力を伝えます。
【27日のトークイベント予定&テーマ】
①13:30~(約15分間) 八ヶ岳の大冒険〜小さな探検隊の大きな挑戦の記録〜
②14:30~(約15分間) 地域で生きるころろ子ども探検隊
(ゲストは、関わりの深い中村農園さん・高齢者グループ「すみれ会」さんです)
③15:30~(約15分間) インクルーシブ保育(障害児・者と共に生きる共生社会)
両日共に、スタッフ在中・申し込み不要・参加費無料ですので お気軽にお立ち寄りください。
毎日まちを歩いて、山に登って、そうして育まれた足と心は夏に、それまでの幼稚園生活の中で一番大きな山に、挑戦します。それが年長さん恒例の「八ヶ岳登山」です。
親から離れてのお泊まり登山は
「ドキドキ」「ワクワク」
「不安だな」「寂しいな」
「怖いな」「疲れるな」
「きれいだな」「できた!」
「帰ってこれた」
それぞれいろんな感情にあふれています。日頃からずっと一緒に過ごして、歩んできた仲間たちと共に助け合いながら目の前の山と、それぞれの心の山に立ち向かってきたのかと想像すると、こみ上げるものがあります。
ひと夏の大冒険で感じた記憶そのままに、一人ひとり、それぞれの目線でダイナミックに描かれた絵から、子どもたちの成長や、パワーが伝わってきます。
大自然を踏み締めて、あと一歩、もう一歩、と踏ん張って登った足。なんだか羨ましいような、まぶしくて懐かしいような、そんな感動が味わえる絵画展です。
送り出す親の気持ち、子どもの気持ち、それぞれにドラマがあり。崖のような岩山を登る子どもたちの映像をみて「これ見てたら送り出せてなかったかも」というママもいます。
絵画展は、先生のコメントも見どころです。一緒に登山をし、登山中の子どもの様子を捉えた先生が、子どもひとりひとりに「なぜそれを描いたか」「なぜそんなふうに描いたのか」を、聞いて、書いてくださっています。ぜひお立ち寄りください♪
◆主催:社会福祉法人コロロ学舎ころろ子ども探検隊 場所やカタチにとらわれない保育の実践のため、あえて国の認可はとらずに運営しています。2021年、国分寺市からも子育て支援事業として認められ、幼児養育費の補助(無償化相当)も受けられるようになりました。国分寺市のほか、立川市、東村山市在住は上限2万円補助、小平市は独自の幼児養育費補助を実施。Instagram @kololo_tankentai
【伝え手】ちーふ。国分寺在住。1児の母。夫婦で「クルミドコーヒー」の近くに住みたくて、国分寺に引っ越す。店主、影山知明さんの著書「ゆっくり、いそげ」を読み「人を手段化しない経済」に共感し、それを素敵なカフェで実践してるところに惹かれました。菓子メーカーマーケティング担当を経て、宣伝アニメーション動画を制作する、お絵かきムービークリエイターとして活動中。