ソーシャルアクションラボ

2023.09.27

保育園で、紙おむつのサブスクを使ってみたら…|保活日記⑥

保育園のおむつ事情。自治体や園によって、かなり異なるようです。

長男の通う保育園では、紙おむつのサブスクリプション(定額利用)サービスがはじまりました。毎月定額の利用料を払うと、保育園に直接届いた紙おむつやおしりふきが使い放題になるのです。

おむつにもサブスクの時代がやってきたのです。

わが家では、保育園のおむつ調達は3パターン経験しました。

2019年10月から通っていた認可外保育園では、紙おむつに1枚ずつ記名して持参。1度に30枚ほど持っていき、残り少なくなると先生から声をかけてもらっていました。記名は手間がかかりましたが、ネットで買ったお名前ハンコが大活躍。週末に夫と流れ作業でスタンプしていました

認可保育園に転園した2020年4月からは、園の方針で、紙おむつを購入したパックごと持参先生が1枚ずつ名前を書いてくれていました。大変恐縮しましたが、手間が減ってありがたかったです。

同じ園で、2021年4月からは、定額サービスが選べるようになり、即申し込みました。月額税込み2,508円で、紙おむつとおしりふきが保育園に直接届きます。

サービスを提供しているBABY JOBという会社のHPによると、すでに全国で1980カ所以上の園で導入されているとのこと。(2022年4月4日現在)

東京都渋谷区では、実証実験を経て、全18の区立保育園で紙おむつのサブスクリプション(定額利用)サービスを導入したようです。

紙おむつの買い忘れ・持参忘れや、かさばる荷物、記名の手間から解放されて、ストレスが減りました。保育園側も、紙おむつを園児ごとに個別管理する必要がなくなります。親や先生たちが紙おむつを補充し続けてきた作業は、見過ごされてきた労力です。そこにサブスクが導入!

自治体によっては、それ以前に「使用済みおむつを保護者が家に持ち帰る」ところもまだあるようです。BABY JOB が首都圏・関西圏で行った調査では、47%の自治体は使用済みの紙おむつを園で処分せず、保護者が持って帰っているとのこと。

持って帰る理由は、「便での体調確認」「これまでの慣習」に加えて、「園で処分する予算がない」ことがあるそうです。


でも、持ち帰りの作業は保護者にとっても保育園にとっても負担になっています。尿や便がついた紙おむつを保管し、持ち運ぶのは不衛生でもあります。ほんとうに持ち帰りが必要かどうか、見直しが必要と感じました。

紙おむつのサブスクは、見えなくされてきた誰かの肉体的な負担を、可視化してくれたようにも思います。ただ、紙おむつを安売り時に買うより、お金はかかります。保育園の送迎事情(自転車、バス、電車、マイカー、徒歩…)も家庭ごとに異なります。

正解はありませんが、さまざまな立場の人と一緒に考え、子育てにかかわる過剰な負担が、少しずつ解消されていくことを願っています。

市川保活日記 公開予定日

【書き手】石井遥。新聞社で、著作権関係の業務を担当している2児の母です。毎晩元気がありあまっている「恐竜」(3歳)に食べられそうになるため、睡眠不足。0歳のちぎりぱん(むちむちの腕)をさわり、癒やされながら、日々子育てしています。
暮らしている千葉県市川市でお気に入りの場所は、京成線の踏切。子どもが見たがるので踏切巡りをしていたら、いつのまにか自分もどっぷりはまってスカイライナーの通過を楽しみにしています。
※連載は、2021~2022年に執筆しました。