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2023.10.27

今夏 ひょう被害、群馬が全国一 県民半数「受けた」 平均の16倍

 今夏の「ゲリラ雷雨」でひょう被害を受けたと回答したのは群馬県民の48%で、都道府県別で最も高かったことが気象環境情報サービス会社「ウェザーニューズ」(千葉市)の調査で分かった。全国平均の3%の16倍だった。昨年の33・1%から増えた。

 同社は9月27日~10月9日、全国9万1778人に調査。ゲリラ雷雨による想定外の出費も尋ねたところ、群馬県が昨年比1495円増の6675円と全国で最も高額で、2位は秋田県の4675円。全国平均の2650円を大きく上回った。

 県内では7月3日、11日、31日、8月1日などに広範囲の降ひょうが相次いだ。調査でゲリラ雷雨に遭遇したかどうかを尋ねたところ、群馬県は84・8%が遭遇し、昨年の62・1%から上昇した。

 同社によると全国では7~9月の3カ月で、記録的な猛暑や湿った空気の影響などによりゲリラ雷雨が9万3590回発生した。昨年同期の7万5680回の約1・2倍。群馬県は1788回で昨年の1300回の約1・4倍。関東では栃木県の2070回に次いで2番目に多く、埼玉県の754回などを大きく上回った。【田所柳子】

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