ソーシャルアクションラボ

2023.11.24

子や孫にぬいぐるみを贈れば、絶滅危機の野生動物支援に WWF企画

 かわいらしいぬいぐるみを子どもや孫に贈ることが、絶滅のおそれがある野生動物の命を救うことにつながる――。世界自然保護基金(WWF)ジャパンは11月から、野生動物の里親(スポンサー)として寄付を行うと、第三者に寄付の返礼品(野生動物のぬいぐるみなど)を贈ることができる取り組みをスタートさせた。

 「野生動物アドプト・ギフト」と呼ばれ、絶滅のおそれのある「アフリカ象」「ジャガー」「ユキヒョウ」から支援したい動物を選び、一口1万2000円をWWFジャパンに寄付する。

 アフリカ象は高値で取引される象牙が狙われて多くが密猟の犠牲になっており、気候変動による干ばつ多発で生息環境が減少している。アメリカ大陸最大のネコ科動物のジャガーも森林開発や密猟で激減。アジアの高山に生息するユキヒョウも、餌不足や家畜を襲う害獣としての駆除などにより絶滅の危機にさらされているという。

 寄付した後に、WWFジャパンから、寄付の返礼品として一口につき一つ、選んだ動物のぬいぐるみがもらえる。ほかに、その動物の生態や絶滅危惧である理由、背景である環境問題などを解説した写真入りの子ども向け冊子や、同様の内容を解説した動画にアクセスできるURLも同封される。

 ぬいぐるみは誰かにプレゼントするか、自分宛てに送るかを選ぶことができる。12歳未満の子どもや孫がいる世代の女性層からの申し込みが多いという。

 WWFジャパンの担当者は「クリスマスシーズンに向け、お子様やお孫さんなどへのプレゼントとしてもおすすめで、環境問題についての教育にもなる。これをきっかけに野生動物の支援の輪が広がることを期待している」と話している。寄付はWWFジャパンのホームページから受け付けている。【町野幸】

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