2024.01.06
COP29議長にアゼルバイジャン環境相 国営石油企業の元幹部
アゼルバイジャン政府は、今年11月に首都バクーで開催する国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)の議長に、ババエフ環境・天然資源相を指名した。ロイター通信などが伝えた。
ババエフ氏は20年以上在籍した国営石油会社で環境担当の副社長などを務めた後、2018年から現職。国際エネルギー機関(IEA)によると、アゼルバイジャンの輸出収入の9割を石油・天然ガスが占める。
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで23年に開催されたCOP28に続いて、石油・天然ガスの産出国が世界の気候変動対策を話し合うCOPの開催地となる。COP28では、エネルギーシステムで脱化石燃料化を加速させる方向性が初めて合意文書に明記された。【ニューヨーク八田浩輔】
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