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2024.02.08

クマの「指定管理鳥獣」 岩手知事謝意「受け止めていただいた」

 環境省の専門家検討会が、人身被害の相次いだクマを「指定管理鳥獣」にする必要があるとの方針案を示したことを受け、岩手県の達増拓也知事は8日「(同省に)しっかり受け止めていただいた」と謝意を伝えるコメントを公表した。

 「指定管理鳥獣」に指定されれば捕獲費用の一部を国が負担する。達増氏は東北6県と北海道、新潟県による「北海道東北地方知事会」の会長を務める。同会は2023年11月、クマを指定管理鳥獣に指定することなどを同省へ要望していた。

 岩手県は24年度一般会計当初予算案にツキノワグマ被害防止対策事業費(500万円)などを計上。クマを含む鳥獣対策の特命課長ポストを新設するなど対応を強化する構えだ。達増氏はコメントで、指定管理鳥獣に指定されれば「新たに国の交付金の活用が可能になる」と歓迎した。【釣田祐喜】

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