ソーシャルアクションラボ

2024.04.12

小学校の体育館に恐竜が!? 国連の「フランキー」が環境授業

 国連開発計画(UNDP)の恐竜のキャラクター「フランキー」が12日、関西に初上陸し、奈良県川西町結崎の町立川西小の児童約400人に環境保護を訴えた。続いて東大寺(奈良市)を訪れ、僧侶と奈良の自然などについて語り合った。

 UNDPが気候変動対策を啓発するために制作したフランキーは、北米にいた肉食恐竜「ユタラプトル」がモデルで体長4メートル、高さ2メートル。2021年公開したキャンペーン動画では米ニューヨークの国連総会の議場で「恐竜のように絶滅を選ぶな」と訴え、話題になった。

 川西小体育館に現れたフランキーは児童らに環境授業をし、「恐竜語通訳」のUNDP日本人スタッフを介して、○×クイズで地球温暖化問題を教えた。6年生の大島美陽奈さん(11)は「登場したときはちょっと怖かったけど、クイズは面白かった。買い物にマイバッグを持って行くなど身近なところから環境を大切にしたい」と話していた。

 今月8日に初来日したフランキーは14日まで滞在。東京では伊藤信太郎環境相に面会したり、渋谷を練り歩いたりした。関西では他に、13日に大阪市北区で開かれる2025年大阪・関西万博のプレイベントなどに参加する予定だ。【皆木成実】

関連記事