2025.02.15
目の不自由な人が手話を体験 デフリンピック前に「違う世界触れた」

視覚障害のある人が手話を体験する催しが八王子市内で開かれた。聴覚障害のある女性を講師に、目の不自由な人が耳の不自由な人と、バリアー(壁)を超えコミュニケーションする方法を学んだ。
聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京2025デフリンピック」が11月に国内で初開催されるのを前に、NPO法人八王子視覚障害者福祉協会などが主催。宮川純理事長は「違う障害の障害者とつながることで社会のいろんなことが改善される」と期待を話した。
「全国手話研修センター」(京都市)で手話人材の養成に携わる秋山なみさんが、手話の基本やあいさつなどを手話で説明。「『おはよう』はグーにした片手を耳上に置き頭を傾け、頭を起こし手を下げます」「顔、表情、体全体を使うのが大事」。参加者は、手話通訳者を通し耳で説明を聞きながら、手や指を動かし、「ありがとう」などとあいさつしあったりしていた。
参加した視覚障害の男性(58)は「違う世界に触れられた。聴覚障害の知人と手話を使い交流したい」。秋山さんは「視覚障害の人に手話をどう説明するかは手話通訳者との連携が重要。見えない人が聴こえない人と出会った時、手話でコミュニケーションを広げてもらえれば」と筆談も交え話した。【野倉恵】
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