2025.04.25
集団が苦手な子も参加できる療育イベント 5/1東京・国分寺で開催
保護者や、発達支援に関わる人などを対象にしたイベント「親子DE療育体験‼︎&子育て・発達支援ミニ講座」(主催・社会福祉法人コロロ学舎「コロロ発達療育センター」)が5月1日10~16時、「cocobunjiプラザ リオンホール」(東京都国分寺市本町3の1の1 cocobunji WEST5階)で開かれます。参加無料。

【プログラム詳細】10:00〜10:45 集団が苦手な子も参加できる療育体験「みんなで楽しむダイナミックリズム」リズムワーク/お楽しみ集会/製作
10:45〜ミニ講座「発達が気になる子の育て方・関わり方」講師:コロロ発達療育センター杉並教室・支援課長 山本祐子
13:30〜14:30 ことばを育てる・引き出すワークショップ ※14:30以降も随時ご案内いたします
10:00〜16:00 ミニゲーム&工作コーナー・学習教材、発語教材の展示
【事前予約制の個別相談会(保護者のみ)】11:15〜12:15・14:00〜16:00
<申し込みフォーム>
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSegW_L_MItE9fPL5la4g_HAiYHCpMy7eZ8z9S63obeitGUxJg/viewform
連絡先:(月〜土)8:30〜17:30 042-324-8355 koenkai@kololo.jp

私は3年前に東京・国分寺市に引っ越してきました。夫と娘と暮らしています。娘が通ったのが遠足幼稚園「ころろ子ども探検隊(探検隊)」。ここでは、発達の違いを超えて、子どもたちが共に過ごす「統合保育」を実践しています。
年中児のころ、年齢や発達の違いを超えて、一緒にリズムを感じ、体を動かす「ダイナミックリズム(DR)」に親子で参加しました。音楽に合わせて歩く、走る、手を繋いで円を作って踊る――。全員が一体となり、一つの作品を作っているような取り組みです。

集団行動が苦手な子どもも、座っていることが苦手な子どもも、参加できます。特別な知識がなくても「助ける」「助けられる」関係が自然に生まれることもあります。そんなありかたに、私は感動しました。「こういう場が大切なんだ」と肌で感じられた気がしました。
探検隊に入る前、娘は手を繋いで歩くことが苦手のようでした。
すぐに手を離して走り出したり、急に止まって抱っこをせがんだり――。
「この子はこういう子なんだ」、と思っていました。でも、探検隊に入り、活動の中で「歩くこと」が日常になりました。娘は毎日歩き、毎月山に登りました。探検隊の活動の中ではしっかり歩けていました。体力もつき、学年が上がると小さい子の手を引いて歩くようにもなりました。
ただ、探検隊の外で、親の私と手つをないで歩くことはなかなかできませんでした。幼稚園では先生のお話をよく聞いても、私の前(家)では別の姿を見せていました。公園からなかなか帰ろうとしなかったり、晩ごはんを2時間かけて食べたりすることがよくありました。
でも、あるとき、先生から「お子さんはもうできるはずですよ」と言ってくださいました。
そして、先生からのアドバイスを参考に、「私と事前に『お約束』したことを守る」姿勢をぶれずに伝えました。その結果、手を繋いで歩いて登園できる日が増え、夕食の時間も短くなりました。年長になったころには朝、手を繋いで歩いて登園する日も増えました。
探検隊では、「マイペース」(自分の世界ややり方にこだわる状態。外部からの刺激や他者の存在にあまり注意を向けず、自分の興味・感覚に集中してしまう)中心から、「ユアペース」(相手に合わせる行動をできるようにしていくこと)が、社会性の基礎であり、生活・学習・仕事へつながる力であることを学びました。

また、実際に体を動かし、先生方から学ぶうちに「体力をつけること」は、心の成長にもつながることに気づきました。
登山など、「少しきついこと」を乗り越える経験が、子どもたちの「やりきる力」を育む。そして、体力に余裕があると
「人を助けることもできる」
ことにもつながる。
子どもが自分で自分を守る力を持ち、自分の人生を歩んでいく――。そのために、親がすべての困難を取り除くのではなく、 乗り越える力を育むことに気づかされました。

探検隊・コロロ学舎の先生方は、子どもの成長のこと、困っていることなど、なんでも相談に乗ってくれました。 子どもの成長・発達段階に応じたアドバイスをくださるので、心強かったです。そんな知識と経験豊富な先生たちがコロロ学舎の療育方法などを紹介するのが今回のイベントです。もっと詳しく知りたい方はぜひ、イベントに参加してみてください。