2025.07.28
北海道大構内で発見のバイカルハナウド、道有施設では確認されず

毒性を持つセリ科の「ジャイアント・ホグウィード(和名・バイカルハナウド)」とみられる植物が北海道大札幌キャンパスで見つかったことを受け、道の管理区域で点検を行っていた道は28日、類似する植物は確認されなかったと発表した。
道によると、植物は6月25日に北大構内で見つかり、7月4~22日に目視で点検を行った。
主な点検対象は、運動施設や美術館、博物館、学校、公園など1973の施設▽通行止め区間を除く道道全線▽道管理の1538河川――。今回の点検で類似植物は見つからなかったが、今後も通常業務の中で警戒を続けるという。
札幌市も今月、同市白石区で類似する植物が見つかったことから市内を緊急点検したが、生育は確認できなかった。
バイカルハナウドは、茎の樹液が人体に付着し、紫外線を浴びることで水ぶくれなどの皮膚炎を起こすとされる。国内で健康被害は確認されていないという。【伊藤遥】
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