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2026.07.06

「平成最悪」西日本豪雨8年 8時間後救出の被災者「心がざわざわ」

 災害関連死を含めて300人超が犠牲となり、「平成最悪の水害」となった2018年の西日本豪雨は、6日で発生から8年を迎えた。甚大な被害が出た岡山、広島両県の被災地では献花台が設けられ、訪れた人々が犠牲者をしのんだ。

 岡山県では95人(うち災害関連死34人)が亡くなった。堤防の決壊で大規模な浸水が発生し、犠牲者が集中した倉敷市真備町地区の献花台では、住民らが手を合わせた。伊東香織市長は「災害の記憶や教訓を後世に伝え、安全、安心に暮らせるように、地域のみなさんと一緒になって取り組んでいく」と決意を述べた。

 同市では、堤防が決壊した小田川と高梁川の合流地点を下流に付け替える工事が24年3月に完了した。先月下旬からまとまった雨が降ったが、献花に訪れた近くの会社員、武本智宏さん(49)は「川の水位が堤防付近まで上がらなくなった。私たちが安心して暮らしていけることへの感謝の思いを伝えた」と声を詰まらせた。

 広島県では153人(うち災害関連死44人)が亡くなった。県内で最も多い30人(同5人)が犠牲になった呉市では、市役所に献花台が設けられた。

 献花した工(たくみ)幸恵さん(76)は当時、1人暮らしをしていた自宅で土砂に埋もれ、約8時間後に救出された。「今年は雨が多く降ったからか、つらかった気持ちを思い出し心がざわざわする」と話した。【平本泰章、西山夏奈】

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