2026.10.24
欧州熱波の死者「人為的温暖化で3倍」に 今夏5万人 英大学研究
英国のインペリアル・カレッジ・ロンドンとロンドン大衛生熱帯医学大学院は23日、今夏の欧州の熱波により、推計可能な都市部で5万人強が死亡したとみられるとの研究結果を発表した。2000年以降で、熱波の推計死者数がいずれも3万人弱と多かった03年と22年を大きく上回り最多となった。
研究チームは「化石燃料の燃焼による人為的温暖化」の影響で死者数が3倍に増えたと推定している。
推計の対象は欧州連合(EU)加盟国に英国、スイス、ノルウェーを加えた計30カ国の都市部854カ所。対象地域の人口は30カ国の総人口の約4割を占める。
今年6~8月の暑さが関連した死者数が多かった国は、イタリア=約1万3300人▽フランス=約7300人▽スペイン=約6800人▽ドイツ=約6300人▽英国=約4400人――などだった。
欧州は近年、熱波に毎年見舞われている。EUの気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」によると、西欧では6~8月の平均気温が今年、観測史上最高となり、欧州全体でも観測史上3番目に高かった。【ロンドン福永方人】
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