ソーシャルアクションラボ

2025.07.14

<1分で解説>「ナーリー」接近中 台風の名前どう決める?

 台風5号が15日にかけて東日本や北日本に接近する恐れがあると気象庁が発表しました。ニュースなどでは「号数」で呼ばれるのが一般的ですが、実は台風には名前が付けられています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「台風の名前」について解説します。

Q 今日本に台風が接近しているの?

A 「ナーリー」です。韓国が提案した名前で、韓国語で花の「ユリ」という意味です。ニュースでは「台風5号」として呼ばれています。

Q 台風の名前ってどうやって決まるの?

A 政府間組織「台風委員会」が定め、アジア風の名前は140個あります。日本、中国、韓国、米国など委員会に加盟する14カ国・地域が、それぞれ10個ずつ命名しました。

Q 日本がつけた台風の名前もあるの?

A 日本がつけた名前もあります。日本は「コイヌ」や「ウサギ」など、星座の名前を使っています。これは中立的で親しみやすいという理由から選ばれました。かわいらしい名前であっても台風の強さとは関係ありません。

Q 台風の名前が変わることもあるの?

A 大きな災害を起こした台風の名前は、次から使われないように別の名前に変えられることがあります。

Q 他の国はどんな名前をつけているの?

A 例えば、マカオは名所の名前や「インファ(花火)」、タイはお菓子の名前である「ブアローイ」、ミクロネシアは伝統的な部族長の称号「ソーリック」など、いろいろな由来があります。

Q 台風の名前に決まりごとはあるの?

A アルファベット9文字以内で発音しやすく、他の国の言葉で悪い意味にならないことなど、いくつかのルールがあります。

関連記事