2026.06.04
ドローンはクマ被害の救世主になるか 「位置確認」で効果発揮
今年度に入ってからも、東北を中心にクマの出没や人身被害が相次いでいる。こうした中で、救世主になるのではと期待されているのがドローンだ。
上空からクマの位置確認をする「見守り」で効果を発揮しているが、それだけではないという。秋田県ドローン協会(秋田市)代表理事の金森昌亮(まさあき)さん(41)に現状と今後の課題を聞いた。
協会は2025年8月に秋田市と災害協定を締結し、要請に応じて情報収集や捜索活動ができるようになった。直後に秋田市中心部の千秋公園でクマの目撃情報があり、しばらく公園の立ち入りは禁止されたが、解除の際にクマがいないことの最終確認としてドローンを飛ばしたという。
金森さんは、ドローンの赤外線カメラでは、肉眼では確認が難しい夜や早朝でも、野生生物の位置を確実に把握できると指摘。最大400倍のズーム機能がある最新機種では、ドローンの存在をクマに気づかれることなく、安全な距離を保ちながら監視ができるという。
さらに、ドローンは、スピーカーから犬の声や超音波の高音を出して、クマを追い払うこともできると強調。一方で、現状、ドローンの飛行にはさまざまな規制があるとして、人命にかかわる有事の際には、より柔軟に対応にできるようになれば、さらなる効果が期待できるとした。【工藤哲】
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