2023.03.15
1日限りのダイバーシティ・カフェ 東京・北品川で19日オープン
障害の有無を問わず、フラットに通じ合えるリアルな場所を――。そんな思いから生まれた1日限りのカフェが、京急北品川駅(東京都品川区北品川1)近くで19日、オープンする。店員として接客するのは、義手や義足、義眼などを使って暮らす障害のある人たち。主催者は「早めの花見がてら寄ってもらって、触れ合える機会になれば」と呼び掛けている。
イベントは、障害者や難病の当事者専門の芸能プロダクション「ココダイバーシティ・エンターテイメント」が運営する。所属タレントが接客に当たるカフェは、既存の店舗を1日貸し切って、2022年11月から第3日曜に開催してきた。今回は5回目。
同社はもともと、障害者向けのフリーマガジンを発行している非営利団体だったが、「読者モデルになりたい」という障害者が増えたことから、20年に芸能プロダクションとして株式会社を設立。翌21年の東京パラリンピックでは、所属タレントが開会式などに携わった。
今回のカフェには、開会式に出演したタレントもスタッフとして接客に当たる。同社の大倉伸三社長は「スタッフとの会話を楽しんでいただけたら」と話す。
場所は京急北品川駅から徒歩2分の上矢ビル(東京都品川区北品川1の23の24)。午後2~5時。問い合わせは電話070・2296・0096、メールinfo2020@coco-de7.comへ。【宇多川はるか】
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