2023.04.26
和歌山県庁に給水装置 知事を動かしたのは「おにぎりミーティング」
マイボトルの利用を促進し、ごみ削減を図ろうと、和歌山県が県庁2階の県民ロビーに給水装置を設置した。来訪者は自由に給水できる。
ペットボトルなどに使用されるプラスチックは、投棄されると海洋ごみなどの汚染問題を引き起こし、減量が課題となっている。ロビーに置かれた装置は、水道水をろ過するタイプで冷水、常温の2種類が注げる。
岸本周平知事が就任後に実施してきた職員との「おにぎりミーティング」で、若手職員の多くがマイボトルを持参するのを見て、設置を決めたという。衆院議員時代からマイボトルを持参していたという岸本知事が11日、冷水を注ぎ、「和歌山の美しい海を守り、プラスチック問題に警鐘を鳴らす意味でも設置した。夏に向けて熱中症対策にもなる。皆さんもマイボトルで給水してほしい」と呼び掛けた。好評であれば、庁内の設置数を増やす方針という。【加藤敦久】
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