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2023.06.02

LGBT法案自公案 公明幹事長、野党に成立への協力求める

 公明党の石井啓一幹事長は2日の記者会見で、与野党から三つの案が衆院に提出された「LGBT理解増進法案」の審議入りが難航していることについて、「(3案に)大きな違いはない。野党が自公案に歩み寄っていく余地は十分あるのではないか」と述べ、野党に自公案の成立に協力するよう求めた。

 理解増進法案を巡っては自民、公明両党の法案に加え、立憲民主、共産、社民の3党案と、日本維新の会と国民民主党の案の計3案が提出されている。

 石井氏は「せっかく盛り上がってきた機運を逃さずにこの国会で成立させることが重要だ」と強調。「自民党の中で侃々諤々(かんかんがくがく)、喧々囂々(けんけんごうごう)議論した上でようやくまとまったのだから、これをまた違う形でとなると、とてもこの国会での成立は期待できなくなる。そういう現実も見ていただきたい」と主張した。【竹内望】

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