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2023.07.11

突風で屋根飛び、大木倒れる 1430戸が一時停電 栃木南部

 10日午後6時ごろから7時ごろにかけ、栃木県南部で強い突風が発生し、小山市や野木町などで多数の建物が損壊する被害が出た。けが人はなかった。

 県危機管理課によると、小山市では4棟の民家で雨どいが破損するなどしたほか、納屋や物置の屋根が飛ばされるなどの被害も12件あった。野木町では数十棟の家屋で被害があり、町が確認を急いでいる。町役場では複数の大木が根元から倒れたほか、本館と新館の連絡通路が損傷した。

 宇都宮地方気象台によると、大気の状態が不安定となって発達した積乱雲の通過により、突風が発生したという。気象台が11日から現地調査をしている。

 東京電力パワーグリッドによると、この影響で両市町では一時的に約1430戸が停電した。【渡辺佳奈子】

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