ソーシャルアクションラボ

2023.11.19

「学生服もジェンダーレスに」 性的少数者の当事者らが訴え

 性的少数者(LGBTQ+(プラス))に配慮した学生服を考える催しが18日、新潟市であった。新潟県内の当事者たちが学生時代の悩みを振り返り、中高で女性を理由にスカートの着用が決められていたことに反発。男性と同じスラックス(ズボン)も選べる自由を求め、「制服もジェンダーレスにしてほしい」と訴えた。

 女性で生まれ、男性として生きたい30代のトランスジェンダーのまさきさんは「学生時代は女性用のスカートをはき、毎日打ちのめされていた」と強調。ブレザーも男女でボタンの位置が左右逆になるため、「敏感になっていた」と明かした。

 レズビアンの30代のまさよさんも「高校のジャージーは男女で色が違った。見た目で男女を分けることに違和感がある」と話した。

 催しは10代から23歳までの性的少数者の居場所作りに取り組む「にじーず」が主催。当事者による討論後、思い思いの学生服を着て歩くファッションショーもあった。【中津川甫】

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