ソーシャルアクションラボ

2023.12.07

保護猫と暮らすサンシャイン池崎さんの思い 「緊張したとき」にすることは?

 「イエーイ!」「ジャスティス!」と大声を出すギャグでおなじみのお笑い芸人、サンシャイン池崎さんは2018年、保護猫2匹の里親になりました。「風神(風ちゃん)」「雷神(雷ちゃん)」と名付けた猫たちと穏やかに暮らす様子は、日本テレビ「嗚呼!!みんなの動物園」や、YouTube(ユーチューブ)でも親しまれています。保護猫への思いや、小学校生活について聞きました。

――どんな小学生でしたか?

◆得意な科目は算数や理科。考えたら答えが導きだせるところが好きでした。給食のカレーは楽しみだった! 学校が終わって家に帰ったら、ゲームをやったり、マンガを読んだり――。6歳年上の兄と家で過ごすことが多かったです。友だちとドラゴンボールのメンコでも遊んだなあ。 

――そのころからおもしろかった?

◆他のクラスの子に「『池崎がおもしろい』っていうウワサが立っている。俺を笑わしてみ」と学校の階段の踊り場で言われたので、「耳をたたんでギョーザ!」ってギャグをやったら、「やるじゃねえか」と言われたことはありました。

 ずっとお笑いは好きで、大分大学に通っているとき、雑誌で芸人養成所が開校することを知り、オーディションを受けて入りました。

――猫との出会いは?

◆子どものころは田舎で暮らしていて、近所に(飼い主がいない)野良猫がいたんです。父があまり猫を好きではなく、飼うことはできなかったけど、僕はかわいがっていました。家がボロくて、家族4人で川の字になって寝ていたら、屋根裏から野良猫が降ってきたことも・・・・・・。

 猫の自由気ままなところにひかれました。飼うのが夢で、芸人としての収入が増えたころ、ペットを飼える家に引っ越し、猫を迎える準備をはじめました。

 野良猫とばかり触れあっていたので、ペットショップで買うつもりはありませんでした。NPO法人「猫の森」の紹介で、一緒に暮らす保護猫と出会いました。猫と一緒にいると、穏やかな気持ちになります。人に慣れていない保護猫を預かるボランティアもしています。

――緊張したとき、どうすればいいと思いますか?

◆緊張はみんなするものだから、いったん受け入れる。でっかい声を出すのがいい! 力が抜けて、地に足が付く感じがします。僕も、「イエーイ!」と言うときの声は、だんだん大きくなっていきました。

――小学生にメッセージをお願いいたします。

◆もっとでかい声をだして、元気にはしゃぎまわってください。猫と暮らすときに、「保護猫」という選択肢があることを知ってほしいです。

サンシャイン池崎 1981年10月9日、鹿児島県鹿屋市生まれ。2007年、お笑い芸人に。テレビ東京系「おはスタ」、NHKラジオ第2「小学生の基礎英語」にレギュラー出演するほか、バラエティー番組で活躍中。

※公立小学校で配布される「こども新聞・ふゆ号」(2023年12月発行)に掲載された記事を再編集しました。