ソーシャルアクションラボ

2018.05.23

編集長便り vol1

いじめ問題は詳しくなので、学びながら記事を配信してきました。そんな中で、遅ればせなが気がついたことがあります。
 「意外! 親と学校を分断する犯人はこれだった」という記事は、いじめに対処しようと必死な保護者がえてして“モンスターペアレント(モンペ)”扱いされることを取りあげました。子どものいじめに親はどこまで関与すればいいのか、モンペだと周囲に思われると親や子どもから人が離れてしまうのではという記者自身の悩みからうまれた記事です。
 「我が子を守った母の執念」という記事もよく読まれているようです。長男へのいじめを止めさせるために母親が何をしたかを語っていただきました。同じような問題を抱える親の参考になったのでしょうか。
 新聞がいじめを大きく取りあげるのは、子どもが自殺してしまったというような深刻なケースが多く、そこから何が問題だったのか、どうすれば防げたのかなどを掘り下げます。自殺に至らなくてもさまざなな悩みや問題が渦巻いており、それをどこまですくってきたのかという疑問が生じました。こんな悩みに応える記事が読みたい、こんな観点の記事が読みたいということがあれば教えて下さい。探ってみたいと思います。【山田道子】